竹富島
2023年10月に、竹富島(沖縄県竹富町)を訪問した記録です。
赤瓦屋根の家々が保存されていて、沖縄の原風景が残るこの島を、以前より訪問したいと思っていました。

【竹富島の概要】
調べて書くこと!
【竹富町竹富島伝統的建造物群保存地区】
竹富島は、日本最南端に位置する八重山諸島の中にあって、北緯24度18分55秒、東経124度06分06秒に位置し、面積約5.4k㎡の楕円状の島の中心部にまとまって三つの集落域(東集落=アイノッタ村・西集落=インノッタ村・仲筋集落=ナージ村)を成しております。
竹富島は住民による町並み保存の取り組みにより、伝統的建造物群及び周辺の環境が地域的特色を顕著に示しているものとして昭和62年4月28日に「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けております。
集落には白砂の道がはしり、石垣と屋敷林で囲まれ屋敷には赤瓦屋根の民家が建ち並ぶ伝統的な集落景観を今に伝えております。
一戸一戸の屋敷は、珊瑚石灰岩のグック(石垣)を150cm前後の高さにめぐらし、屋敷の中央部にフーヤ(主屋)が建ち、その西隣に炊事棟のトーラが位置しております。
南面した屋敷の入り口部分には石積み、植栽によるマイヤシ(ヒンプン)が設けられ、屋敷の空間構成を果たしております。建物は主に、木造(貫屋造)・平屋の構造で赤瓦葺き漆喰塗り、茅葺の寄棟造りで沖縄固有の景観を残しております。
竹富町では、こうした町並みを後世に継承するため「竹富町歴史的景観形成地区保存条例」に基づき竹富島の伝統的な集落景観の保護保存に努めております。
(平成20年10月 竹富町教育委員会)


【竹富島の場所(地図)】
竹富島の一番詳しい(と思われる)地図は、竹富東港旅客待合所の売店で200円で購入することができます
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【竹富島へのアクセス】




①竹富島には空港がないので、南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港まで、航空便を利用します
ジェット旅客機が就航する、日本最南端および最西端の空港です。 畑と海に囲まれた、とてものどかな雰囲気の空港です。
➁南ぬ島石垣空港から石垣港離島ターミナルまで、バスで移動します。所要時間は約30分です
このバスが結構混雑します。座れないと約30分立ちっぱなしなので、早めにバス乗り場に行くことをおすすめします。


③石垣港離島ターミナルから、高速船で竹富島に移動します。所要時間は約15分です
海がエメラルドグリーンでとても綺麗です
竹富東港旅客待合所(てぇどぅん かりゆし館)には、土産物を売っている売店、飲み物の自販機、待合スペース、トイレ等があります。
待合所の中には、ピカリャ〜の立て看板がありました
ピカリャ〜は、竹富町マスコットキャラクターで、イリオモテヤマネコの男の子。
お腹の模様は、竹富町の島々を表しているそうです




【やど家たけのこ】
竹富島では、「やど家たけのこ」さんに2泊しました
全6部屋、1日6組限定なので、予約を取るのが難しいです。
伝統的な赤瓦屋根の建物で、庭にはデッキチェアーやブランコがあります
宿と提携しているレンタサイクル屋さんに電話をすると、自転車を宿まで届けてくれます。(1日¥1,500)
自転車の返却は、宿においておくだけで大丈夫です。
赤瓦屋根の上では、魔除けのシーサーが睨みを効かせています






【のんのんびよりの聖地】
やど家たけのこは、「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」の劇中で登場する、「やど家にいざと」のモデルとなった宿です。
のんのんびよりファンの方は、聖地巡礼でこの宿を訪れているようです。
食堂の柱には、ポスターや色紙やタオルやグッズ等が飾られていました




【1泊目の夕食
】
やど家たけのこは、夕陽の絶景スポットで有名な、西桟橋の近くにあります
西桟橋で夕陽を見た後に夕食が取れるよう、日没が18:15なので、夕食は18:20からでした
今回は2食付きプランにしたのですが、お料理の品数も多く、とても美味しかったです
隣のテーブルの人が美味しそうにビールを飲んでいたので、つられて注文しちゃいました


【1泊目の朝食
】
とても美味しかったです


【2泊目の夕食
】
連泊したので、おそらくメニューを変えてくれたのではないかと思います。
今晩の夕食も、とても美味しかったです


【2泊目の朝食
】
今朝も美味しくいただきました


【コンドイ浜(海水浴場)】
自転車で、コンドイ浜に移動しました(宿から約10分)
竹富島でシャワー等の施設が整っている、唯一の海水浴場だと思います
遠浅で干潮だったようで、沖合の砂浜に歩いて渡る事ができました
波打ち際で顔だけ海面上に出して、ボーッと空を眺めて至福の時を過ごしました
この世の楽園は、竹富島にありました
サバニ(沖縄の伝統的な木造漁船)に乗るツアーを、楽しんでいる人もいました






【カイジ浜(星砂の浜)
】
自転車で、カイジ浜に移動しました(宿から約20分)
別名「星砂の浜」とも呼ばれる砂浜ですが、現在は星砂も貴重なものとなり、持ち帰りが禁止されている模様?
売店で小さな小瓶に入った星砂が300円で販売されているので、持ち帰りたい方はそちらを購入しましょう




【アイヤル浜】
自転車で、アイヤル浜に移動しました(宿から約30分)
竹富島の東側に位置するビーチで、中心部から結構離れているため、訪れる人も少ないようです
私が夕方行った時は、誰もいませんでした
遊泳禁止のようなので、静かなビーチでのんびりしたい人には良いかもしれません




【なごみの塔
(あかやま展望台)】
赤瓦屋根の民家が並ぶ竹富島の中心部には、なごみの塔という展望台があるのですが、現在は登る事ができません
すぐ近くに、あかやま展望台(¥100)があるのでそちらに登ってきました。




【西桟橋】
自転車で、西桟橋に移動しました(宿から約3分)
夕陽の絶景スポットで有名です
竹富島では稲作が困難であったため、復帰(1972年)前までは、「イタフニ」と呼ばれる木板を張った船や松をくり抜いた船を用いて、この西桟橋から対岸の西表島まで時間をかけて渡り、田を耕しました。
国の登録有形文化財です
日没の時間が近づくと、竹富島の宿の宿泊客が集まってきました。
桟橋の先端に移動して、夕陽が沈むのを眺めていました
西表島の向こうに沈む夕陽は、とても綺麗でした






【水牛車観光
】
自転車で、水牛車観光をやっている竹富観光センターに移動しました(宿から約5分)
約15分毎くらいに、水牛車が出発しているようでした
グラスボートの予約も、ここで受付してくれます
運良く、水牛車の一番前の席に座ることができました
水牛の名前は、ニーラン君。
コースの道順をしっかり覚えていて、お兄さんが三線で島唄を歌っている間も、ずっと車を引っ張ってくれます。
ただ今日みたいな暑い日は、途中の日影で何度か休憩を取りながら進むそうです






【グラスボート
】
送迎バスで港に移動して、グラスボートに乗りました
綺麗なサンゴ礁と、魚をたくさん見ることができました




【ブーゲンビリア
】
水牛車で通った時に綺麗だった、ブーゲンビリアが咲き誇る通りに行ってみました。
ちなみに赤いのは実は、花ではなく、葉っぱ
なんだそうです!




【スンマシャー】
スンマシャーは、外部から入ってくる病害を止める魔除けだそうです。
道の真ん中の土台に、大きな木が植えられています。
1枚目:西のスンマシャー
2枚目:東のスンマシャー


【竹富郵便局
】
竹富郵便局です
郵便局も周囲の景観に配慮して、赤瓦屋根になっています。


【竹富小中学校
】
竹富小中学校
校庭が広くて、立派な小中学校でした。

