水納島🏝(クロワッサンアイランド🥐)

2023年5月に、水納島🏝(沖縄県本部町)を訪問した記録です。
小中学校の教科書で、沖縄の離島として紹介されていたクロワッサン🥐の形をしたこの島に、子供の頃からずっと行きたくて、やっと訪問することができました。

出典:地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)

【水納島の概要】

沖縄県本部半島の沖合、北西1.5キロメートルのサンゴ礁に浮かぶ三日月型の小さな島で、上空から観察するとクロワッサン🥐に見えることから、クロワッサンアイランドと呼ばれています。標高26.9メートル、面積は0.47平方キロメートルあります。

人口40人余の観光の島です。かつては無人島で、島全体が「メンナノ御嶽」として聖域とされていましたが、1903年(明治36年)に瀬底島から13戸が移住し製糖に従事しました。もともと水資源が乏しいことから「水の無い島」が島名になったとされます。現在は沖縄本島から水が供給されています。

代表的な産業は、観光業および農業・畜産業です。観光業は年間60,000人を越える来島者があり、ダイビングやシュノーケリングなどのサービスが提供されています。また、農業ではニンジンやダイコン、スイカの栽培が行われています。

島の約3分の1の土地を開発業者が取得したものの、開発許可が認められなかったことから遊休地となっています。

なお宮古諸島にも、同一名称の水納島(沖縄県多良間村)が存在します。

【水納島の場所(地図)】

【水納島へのアクセス】


①「那覇空港国内線ターミナル」から、やんばる急行バス 空港線(美ら海水族館・運天港 行き)に乗車して、「本部博物館前」で下車します。(所要時間約2時間)

②「本部博物館前」バス停から、渡久地港 まで徒歩で移動します。(約700m、所要時間約10分)地図

③渡久地港 から 水納島まで、水納海運フェリーに乗船します。(7.5km、所要時間15分)

【水納ビーチ(海水浴場)】

水納島でフェリーを降りると、すぐ目の前が水納ビーチです。
水納ビーチは透明度が高く、沖縄本島からもアクセスしやすいので、海水浴客やマリンアクティビティーを楽しむ人達で賑わっています。


水納島に到着した初日は天気にも恵まれ、海の綺麗さに感動しました。

【ボートシュノーケリング】

3日目に、ボートシュノーケリングをしました。
(2日目の午後に、水納ビーチのスタッフさんに声をかけて予約しました。)
天気は曇りでしたが、風が吹いてなくて海が凪の状態だったので、コンディションは良かったそうです。
綺麗な珊瑚礁とお魚を、たくさん見れました。

【水納島の民宿】

島には、民宿が2軒あります。
「コーラルリーフイン・ミンナ」と「民宿 大城」。
私は「コーラルリーフイン・ミンナ」さんに、宿泊しました。
1泊2食付きで、6,000円。予約方法は、電話のみ(0980-47-5688)。
部屋にエアコン、テレビあり。共同トイレ(男女別)、共同シャワー(男女別)
共同シャワーには、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーあり。
予約の電話をすると、ハブラシとバスタオルを、持参するように言われます。
また、渡久地港から船に乗る前に、電話するよう言われます。
民宿のご主人の都合がつけば、水納島の港まで、軽ワゴンで送迎に来てくれると思います。


夜は19時くらいになると、そろそろ夕食にしましょうかと、ご主人が声をかけてくれると思います。
1泊目の夕食は、こちら。


2泊目の夕食は、こちら。


朝食時間は、7時30分から9時の間で選べます。
1泊目と2泊目の朝食は、こちら。
卵を目玉焼きにするか、卵焼きにするか、ご主人が聞いてくれると思います。

【水納島の食堂】

「民宿 大城」さんの前と、島の中ほどに、2軒の食堂があります。(営業は海水浴シーズンだけかも?)


「民宿 大城」さんの前の食堂で、1日目は、沖縄そば。2日目は、タコライスをいただきました。

【水納島の探検】

2日目に、島を探検しました。
島の中心部から、水納ビーチへ向かいます。
右の写真の建物の中には、トイレ、有料シャワー、コインロッカー等の施設があります。

①水納島の港、水納ビーチ

正面に見えるのが、水納島の港です。
ここから沖縄本島行きのフェリーが発着します。
水納ビーチは、快晴の土曜日ということもあり、海水浴客で賑わっていました。

②フェリー待合所、港南ビーチ

港の横には、フェリー待合所があります。
フェリーの待合所から、東に向かいます。
GoogleMapでは、「港南ビーチ」と表示されています。
水納ビーチと同様、海はとても綺麗で、人もほとんどいません。
しかし監視員がいないので、海水浴は止めた方が良さそうです。

③灯台下のビーチ

水納島灯台の下まで、やってきました。
GoogleMapでは、「灯台下のビーチ」と表示されています。
ここまで来ると、人は誰もいません。完全なプライベートビーチです。
泳ぐのには向いていませんが、水納ビーチの喧騒から離れてのんびりしたい方にはオススメです。
ここが島の東端なので、海岸線が急カーブしています。


正面に見えるのが、瀬底島です。
パラセーリングを楽しんでいる人達がいました。

④かもめ岩のビーチ

「灯台下のビーチ」から、西に進んできました。
GoogleMap上では、「かもめ岩のビーチ」に到着しました。
沖合いに浮かぶ平らな岩が、おそらくかもめ岩だと思われます。


ビーチだから砂浜かなと思っていたら、思いっきり岩場でした。
あと、オレンジ色の謎のフルーツ?の木が、あちこちに自生しています。

⑤名もなきビーチ

「名もなきビーチ」に、やってきました。 クロワッサンの凹んでいる部分です。
泥と岩場なので、泳ぐのには向いていないです。 干潮で、完全に干上がってました。


カップルが残したと思われる、ハートマーク。

⑥西の浜ビーチ

「名もなきビーチ」から西へ進んで、島の西端に近い「西の浜ビーチ」にやってきました。
クロワッサンの、左下に近い場所にあります。
誰もいないので、ビーチを一人占めです。


ここもビーチと名前は付いてますが岩場なので、泳ぐのには向いていません。

⑦牛飼育場(廃墟)

ここまで海岸線沿いを歩いてきましたが、満ち潮のせいか深い箇所があったので、いったん海岸線を離れます。
牧歌的な風景の中を進んでいくと、廃墟がありました。
牛飼育場の廃墟のようです。

⑧秘密のビーチ(廃墟近辺)

牛飼育場を過ぎたあたりから、海岸に向かう道があったので進んでみると、小さなビーチを発見しました。
GoogleMapにも載っていない、秘密のビーチのようです。


秘密のビーチから、水納ビーチの西側のビーチを通って、水納ビーチに戻ってきました。

⑨井戸

地図に載っていた「井戸」が気になったので、探してみました。
道から外れて、少し森の中に入ったところに、井戸がありました。
水資源の乏しいこの島では、貴重な井戸だったはずです。
少し神聖な場所の雰囲気を感じました。


少し進むと、もう一つ井戸がありました。
こちらは道のすぐ横にあったので、あまり神聖な雰囲気は感じませんでした。

⑩水納島灯台

何となく、水納島灯台まで行ってみました。


灯台の帰り道で、蝶とヤシガニに出会いました。


灯台から、島の中心部に戻ってきました。
島のお墓は、本州のお墓とはやはり形が違います。

⑪水納小中学校

散策の最後は、水納小中学校です。
小さな島で生徒がいるのか心配でしたが、校庭で4人の子供達がバトミントンをして遊んでいたので、ひと安心。
廃校にならずに、存続して欲しいですね!


水納島の紹介の、掲示がありました。

【さようなら水納島】

子供の頃からずっと行きたかった水納島は、実際に行ってみたら素敵な島でした。
幸い天気にも恵まれ、島の民宿に2泊して、ゆっくり島を探検して、海水浴もボートシュノーケルもできて、大満足な3日間でした。
またいつか再訪したいです。

【おまけ】

ここからは、水納島旅行のおまけです。
水納島を後にして沖縄本島に戻り、「ロイヤルビューホテル美ら海」さんに宿泊しました。
美ら海水族館の隣に建つホテルなので、アクセスは抜群です。
お部屋はオーシャンビューで、真正面に伊江島が見えて、最高の眺めです。
修学旅行の中学生も泊まっていて、とても楽しそうでした。


朝食は、半バイキング形式でした。
ゆっくり朝風呂に入って荷物をまとめ、美ら海水族館に向かいます。


ホテルでチェックアウト時間までゆっくり過ごした後、美ら海水族館をゆっくり見てきました。
5月の平日なのに、お客さんが一杯で賑わってました。(土日祝日は、混雑凄そう…)
ジンベイザメもマンタも、たっぷり見る事ができて良かったです。


美ら海水族館で、イルカショーを見てきました。
イルカショーも、お客さんで一杯でした。
久しぶりにイルカショー見れて、楽しかったです。


バスで那覇空港に移動して、沖縄そばをいただきました。
ゴールドカードで入れるラウンジで少し休憩して、保安検査場を通過。
帰りもANAにキュン!で購入した、7,000円の航空券で搭乗します。
沖縄旅行に出発するきっかけを作ってくれたANAさんに、感謝です。

【最後に】

沖縄の海水浴シーズンは大体4〜10月ですが、本格的な暑さではなく、梅雨に入る前の4月が良さそうです。(沖縄は5月から6月が梅雨みたい)
梅雨開けの7月以降は観光客が増えるし、8月以降はクラゲが増えるみたい。
5月中旬で雨に降られなくて、今回はラッキーでした。

あと事前調査で、ピン!ときた離島をプラスで訪問すると楽しいと思います。
日程に余裕が無ければ、本州から直行便が出ている離島に行くと良いかも。
宮古島、石垣島、久米島(7,8月のみ)に、本州からの直行便が出ています。
庶民の味方スカイマークも、宮古(下地島)まで直行便を飛ばしていますよ。